■2012全米女子オープンの勝者『チェ・ナヨン』のプレーに想う・・・ 韓国人選手の強い精神力は・・

米ウィスコンシン州の「ブラックウルフ・ラン」で開催された、女子ゴルフ米ツアーのメジャー第3戦「全米女子オープン」、ご覧になりましたか?

初日から日を重ねるごとに変化し難しくなっていくコースセッティング。
女子ツアーにあって、6900ヤードを超える距離。(これは毎日ティーの変更があったようです)
本当に厳しい環境で、まさに強い精神力、肉体、高い技術が要求される試合でした

さすがに、本年度も厳しいコースセッティングの中で、アンダーパーのスコアは上位2名だけという結果でしたね。

勝者は、7アンダーの素晴らしいスコアで韓国の『チェ・ナヨン』選手でした。
彼女は昨年のLPGAツアーの賞金女王であり、その実力はすでに誰もが認めるところ。

そして、ここ数年の傾向が物語る通り、ツアーを席捲する韓国人選手の優勝で幕を閉じました。

しかし 朴セリ(1998)、キム・ジュヨン(2005)、パク・インビ(2008)、チ・ウンヒ(2009)、ユ・ソヨン(2011)、チェ・ナヨン(2012)など、韓国の選手たちが世界で最も権威のある大会とされる全米女子オープンで大活躍している理由は何なのでしょうか?
TV中継でも、繰り返し放送されていましたが、1998年の朴セリの優勝をきっかけに熱をおびたジュニアゴルファー達(通称朴セリキッズ)を対象とした、韓国での国を挙げたゴルフへの取組がここ数年の間に花咲いたということなのでしょう。

そのことは、現在のツアーにおけるデータからも立証されていて、米LPGAツアーのシード選手128人のうち、韓国の選手は実に42人なのだそうです。(実に33%!)

また世界ランキング10位以内に4人、25位以内は10人、100位以内は36人など、高いレベルほど層が厚く、韓国はいつ、どこで行われる大会でも優勝できる女子選手を世界で最も多く抱えていると言われています。

このように確率の上からも、韓国人選手の勝者が生まれるのは必然なのですね。

もしかすると、噂の通り、完璧なプログラムのもと、幼児期から多くの時間をかけたゴルフ教育を行えば、このような選手を育成することは可能なのかも知れない・・・。現在のゴルフ界を席巻する韓国の状況をデータで確認すると・・思わずそんな感想を持ってしまいます。


さて、話を元に戻して、今回の全米女子オープンを4日間全て観戦したうえでの感想を述べたいと思います。

私が今回とても強く印象に残ったのは、やはりチェ・ナヨン選手による3日目の信じられないようなスーパープレーと、同じく、4日目の逃げる立場を襲ってくる凄まじいプレッシャーと戦う強い姿です。

もちろん、スーパープレーの連続であった、3日目の華やかな姿は大きく印象に残りましたが、やはり最も心に大きく響いたのは、対照的な最終日の苦難に耐える姿でした。

この日、9番ホールまで耐えるゴルフを続けてきた彼女を襲った、ティーショットの乱れ。
これが、セカンド地点で打ち直しに帰らなければならない状況になってしまいます。
問題ないと信じていたショットの打ち直し・・、このような状況になると、やはり心には大きな動揺が生まれるものです。

結果は、打ち直しが右のラフ、そしてグリーンを狙ったショットはなんと、ハーフシャンクとなってしまいます。

その後も寄らず入らずの・・トリプルボギー・・。
動揺から発生したミスの連鎖なのでしょう。

しかし、続く11番ホールでは、完璧なプレーでバーディーを奪い返します。
その後もセカンドショットを深いヒースの様なラフに入れたり、多くのプレイヤーを悩ませる右サイドに大きな池のあるパー3ホールであわや池に入るようなティーショットのミスなど、次々にピンチが訪れますが、直後のプレーでは非常に冷静な判断で切り抜けています。

どの様な場面であっても、顔色を全く変えず、とてもクールにプレーを続けていくチェ・ナヨン選手の表情がとても印象に残りました。

そう、今回もっとも印象に残ったのが、このチェ・ナヨン選手の立ち振舞いなのです!

もちろん、全米女子オープンですから、セッティングからも常に困難な状況に直面するのは当然だと思います。そしてそれは、誰のうえにも同じように降り注ぐ。
でも、彼女のプレー振りはこのような、心が折れてしまうような状況を顔色ひとつ変えず、落ち着いて対処できていました。
ともすれば、弱気になればすぐに奈落の底に吸い込まれそうになるようなとても苦しく、困難な状況・・・。
そのような崖っぷちの状態に直面しても、耐え忍び続けられる精神力。
彼女は、そんな強靱な精神力で困難を克服する力を持っているように見えたのです。

また、全米女子オープンの勝利という大きな夢をつかんだ直後でさえ、大きな心の変化を誰にも見せない冷静な立ち振舞いや、とてもクールなインタビューの内容・・・。
そんなチェ・ナヨン選手に非常に強い女性像と、完成されたマインドコントロールの力を見た。というのが今回の感想です。まだ、20代の女の子なんですけどね・・。すごいです・・(汗)


さて、これまでよく、全米女子オープンは毎年会場が変わり、コースセッティング難しい。とりわけコースの全長が非常に長く、ラフが深いため、パワーで劣る韓国の選手に不利だと言われていました。
しかし、多くの勝者を生んだ実績が完全にこの考えを覆してしまいました。

これは、アジア人という言葉におきかえられるはずです。
我々の祖国、日本にも必ず達成することができるはず。

世界レベルの試合で勝つ。
韓国という国は、その秘密を我々よりも一歩先に気づいたのでしょうね・・・・。


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No title

ゴルフだけでなく何に置いても、
日本は国を挙げて世界と戦える選手を育てるってことはしないですよねぇ。

僕個人的な意見ですが、日本人は他の国の人達と比べて『愛国心』ってやつがほとんど無いですよね。

平和ボケして夢のない若者ばかりのこの国で世界と戦える人が出てくること事態、
奇跡のような気がするのですが・・・。

藍ちゃんや宮里美香選手、石川遼くん、松山くんなんかは奇跡じゃないでしょうか?

すみません、毒吐きましたか!?

No title

日本人は徴兵制度がない分、愛国心もハングリー精神みたいなものもあまりないですよね。
さらにゴルフをするための敷居も高いとなれば、そりゃ世界と戦える人材が育つわけがないような気もしちゃいますね。
たとえ出てきたとしても「何十年に一人の逸材」とか・・・。
底辺の底上げもしないとなかなか難しいかもしれませんね。
とは言いながらも、僕自身はそういう人材がたくさん出てきて欲しいと思ってますよv-411

リサパパさん

いえ。
私も根底にある考えはリサパパさんと同じものです。
やはり、最近の若者の多くに同じような感想を持っています。

根気がない、思いやりに欠ける、志がない、我慢強さがない。
昔に比べてゴルフ環境は整ってきましたが、基本的な部分が欠けていては、おっしゃる通り世界に通用する人材にはなれないのかもしれません。

か~くんさん

特に、ここ20年くらいの間に大きく日本は変わろうとしているように感じますよね。
・・悪い意味で。

これは、皆さんがおっしゃるようにハングリー精神の欠如が蔓延してからのように感じています。

辛いことに耐えて頑張る、弱音を吐かない、幸せを求めて一心不乱に目的に突き進む。
こんな言葉が死語になってからのように感じています。

努力をしなくても、なんとなく生きられる世界。
これって、本当に幸せなのでしょうか?

No title

私も同感でした。。(^_^;)
背負っているものが日本人と違いすぎるのでしょうか。。
技術の幅にも違いがあるのでしょうが、リサパパさんが
仰るとおり「愛国心」の強さの違いなのかな。。
日本人って、恵まれすぎてるのかな?

まりんさん

世界で通用する人材の育成には多くの課題があることに今回気が付きましたね・・。
同じような気持ちを持った指導者がこれからの日本を変えてくれることに期待したいですね・・(^-^)y
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