■ゴルフ用品の進化によるプレースタイルの変化  ~1990年代ドローボールが求められた時代を振り返って・・・

先日、ゴルフ雑誌の「ALBA」を読んでとても感銘を受けた記事がありました。

このブログ記事に私の考え方をプラスして紹介しておきたいと思います。

まず、冒頭の特集に、1990年代当時を代表とするプレーヤーのテークバック(ハーフウェイバックの時点)でのスイングプレーンと、今現在のスイングプレーンの傾向についての解説がありました。

ここで、90年代を代表するプレーヤーとして掲載されていたのは、ジャンボ尾崎プロ、中島常幸プロ、金子柱憲プロです。
私にとっても古き良き時代、非常に懐かしい憧れのプレーヤ達のハーフウェイバックの写真が掲載されていたのですが、三名ともかなり『インサイド気味でフェースアングルがクローズ気味』にテークバックしているではないですか。(現代のプレーヤ達の写真はハーフウェイバックで飛球線後方を真っ直ぐに指す見慣れた形です)

なぜか?

それは、当時のギアで最大の飛距離を求めるために必要な、高打出角度と低スピンを両立させるためにプレーヤによるスイング面でのテクニックが求めたもの(インサイド気味のテークバック)だったのです。

なぜなら、当時のゴルフ用品であるボール、ドライバーとも、普通にインパクトすれば今現在に比較して非常にスピン量が多くなって、それで飛距離ロスしてしまう時代だったのです。

これに対して、トッププレーヤ達は皆、最大限の飛距離を求めて球筋からスイングを作っていったのですね。

高めにティーアップされたボールを少なめのロフトのクラブで、アッパー気味のインパクトでスピンを減らして最大の飛距離を得る。

これを求めると、自然と球筋はインサイドアッパーの軌道となりドローになるわけですね。
その為に必要なインサイドへのテークバック・・という訳です。

しかも、今振り返ればこれは、当時のギアが求めていたものだということなのです。

なるほど。

この記事を読んで思ったのですが、私自身もそのような時代にゴルフの基礎を作ってきたプレーヤーなので、気がつけばドローを持ち球としているのですね。
そういえば、当時は現在よりもドローボールに対する評価が高い時代だったような気もします。
で、当時から飛距離の無いプレーヤーとして、飛距離アップを意識すれば、自ずとたどり着く球筋(スイングプレーン)であったのかもしれないですね。

いや、しかしこうやって過去を振り返って見ると面白いですね。
現在では、日々多くの情報の嵐に飲まれて、意識せずとも少しずつ考え方も変化させられていって、20年前と現在を比較したゴルフギヤとスイングのことなど、個人では気がつくことすらできないでしょう。

こういった内容を分析し、記事として掲載できるゴルフ編集部のマニアック度には頭が下がる思いです(笑)


さて、記事によると、この90年代には日本の技術力が世界で一歩進んでいて、アメリカツアーと比較してドライバーの平均飛距離はかなり上位に位置していたのだそうです。
今では考えられない状況ですね。

特にドライバーの進化(ヘッド設計とシャフト軽量化による長尺化)とボール(2ピースボール)の進化、それを使いこなすスイング理論が日本で一歩先行した時代だったのでしょう。
そういえば、渡米当初の丸山茂樹プロはアメリカでも飛距離ランクの上位選手でしたものね。

そう考えると、今現在はクラブ、ボールとも世界中に標準化されたものが流通している時代だといえそうです。
特にボールはタイトリストPROV1の登場以降、10年以上にわたってウレタンカバー設計のものを他社も含めて継続して開発し続けています。
クラブも、米国ブランドのテーラーメイドや、キャロウェイ、タイトリストなど、日本国内でも多くのプレーヤーが使っていますものね。

基本設計の部分でも、明らかにこのような時代を経て、弾道分析技術の進歩や、ボールや、クラブの低スピン化の技術が進んで、今現在は、ボール、ドライバー(フェアウェイウッド)とも基本性能の部分で非常に最適化された設計が施されていますものね。

ゴルフギアサイドで最大飛距離が得られる設計がなされている時代。

さて、それではこのような時代が求めるスイングとはどのようなものなのでしょう。

まわりのプロを見渡してみても、コンパクトでスクエアなテークバック、低めのティーアップで打っていく姿を見かけることが多くなってきています。

最近では、フェードボールでも低スピンで十分な飛距離が期待できます。

やはり、このような時代には、ヘッドスードと安定性を高効率に実現できるシンプルで基本的なスイングとスイングプレーンが求められるのでしょうね。

まさに、我々が日ごろ目にしているゴルフ理論がそれなのだと思います。

こう考えると、逆に90年代には、飛距離アップに対しての技術介入の余地が大きく存在したともいえそうですね。
対して、今現在は生まれ持ったフィジカルの才能が、遺憾なく発揮されるようになった時代と言ってもいいのではないかなと感じました。

↓ご協力いただければ幸いです。
にほんブログ村 ゴルフブログ 競技ゴルファーへ
にほんブログ村





スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

昔は今のクリークぐらいのヘッドでボール2個分ぐらいのハイティーでハイドローを打つのが一つのステータスみたいなところがありましたよね。
僕は直角スライスかテンプラばかり打ってましたけど・・・w。
なのでいまだに高いティーアップは恐くて打てませんw。

今は道具の進化で簡単に飛距離を出せるようになってきてますが、あの当時ニクラウスやノーマンはあの道具で300y以上飛ばしてたみたいなんで、今だったらババ・ワトソン以上飛んでるかもしれないですね。

か~くんさん

こういった道具の進化の恩恵を受けることができないプロ達もいましたね。
丸山プロや、伊沢プロなどはこちらのタイプだったという記事を読んだことがあります。
スイングタイプとの相性みたいなものもあるんでしょうね。

No title

スイングにも、その時々の流行りがあるというか、クラブの進化とともに変わってきたんですね~(*´∀`*)♪
シニアのツアーをたまに観ると、味のあるスイングをされている方が多くて観ていて楽しいですもん(^-^)♪
昔の良いところを大事にしつつ、流れに乗り遅れないようにしないといけないってことですね(#^.^#)♪

まりんさん

おっしゃる通りですね(#^.^#)
道具への対応はできなければ生き残れないのでいやおうなしですが、感性を失ってしまうような修正はさけなければいけない。
振り返れば激動の時代でもあったんでしょうね。
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


プロフィール
ランキングにご協力願います!
ランキングに参加中です。バナーをクリック頂ければ幸いです。 にほんブログ村 ゴルフブログ 競技ゴルファーへ
にほんブログ村
最新記事
お勧めのゴルフ書籍
楽天
カテゴリ
セレクトショップ
ゴルフ場予約 楽天GORA
フリーエリア
検索フォーム
にほんブログ村
リンク
QRコード
QRコード
月別アーカイブ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
スポーツ
389位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ゴルフ
34位
アクセスランキングを見る>>